ストレスが肌に及ぼす影響は?溜まると肌荒れの原因になる?
ストレスはお肌の天敵という言葉をよく耳にしますが…
「実際ストレスが溜まったくらいで、肌に影響が出るわけないでしょ。」と甘く見ているあなた。
その言葉は、実は言葉のあやなどではありません。
ストレスが蓄積すると、実はお肌の中では様々な悪影響が事が起こっているんですよ…!
ストレスが溜まるとなぜお肌に悪いのか?その理由をご説明します。
ストレスがかかると、肌の細胞が死んでいく??
ストレスが溜まると、肌荒れや肌トラブルを起こしやすくなる一番の理由は、ストレスが蓄積することで肌の細胞にダメージが与えられることがあげられます。
ストレスが蓄積すると人間は、細胞を活性化させる体内ホルモンが活動を弱めてしまいます。
その為、細胞がどんどんと弱まってしまい、最悪の場合、細胞がどんどんも死んでしまう可能性があるのです。
また細胞が減っていくだけではなく、新しい細胞が作られにくくなるのもストレスが蓄積した際の特徴です。
新しい細胞が作られにくくなった結果、肌が老化して、しわやたるみ、しみそばかすなどの肌ストレスが起こりやすくなってしまうのです。
ストレスが蓄積することで肌のターンオーバーが遅くなる
ストレスが蓄積してしまうことで、血流が悪化し、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。
ターンオーバーが乱れやすくなった結果、紫外線のダメージを受けて蓄積したメラニンが外に出ていかず、シミやソバカスになってしまう原因に繋がるのです。
また、血流が悪化することで、老廃物が溜まりやすくなってしまい、肌の老化を促進!
シミやソバカスだけではなく、肌のたるみやシワなどの肌トラブルを起こしやすくなってしまうのです。
ストレスが蓄積することでこのように、肌への悪影響が表れやすくなると言えるでしょう。
ストレスの種類に沿ったケアが必要!
ストレスといえば、人間関係や環境変化による心理的ダメージばかりが思い浮かびますが、実はストレスといっても肌にかかるストレスは目に見えるタイプのものから、目に見えないタイプのものまで様々です。
実感のないまま肌ストレスから肌トラブルになってしまうケースも否めません。
実感できる肌ストレスとは
紫外線
夏の暑い日だけに限らず、一年中を通して容赦なく肌にストレスを与え続けます。
紫外線対策は完璧!と思っていても、意外な落とし穴は曇りの日や、室内などにいるときの紫外線です。
年中、紫外線ストレスを受けているという事を念頭に置いて生活しましょう。
花粉・PM2.5
最近は花粉症というアレルギーに悩まされる人が増えました。
しかもいつ発症するかわからないという特徴もあります。
さらに、PM2.5という大気汚染も加われば、肌ストレスのリスクは益々深まるばかりです。
飲酒・喫煙
お酒やタバコはある程度の量ならば、精神的なストレス解消に役立つという人もいるかもしれませんが、必要以上に摂取する事は肌に対してストレスをもたらします。
これらは酸化をもたらすために、肌のくすみや、乾燥、バリア効果の減少など様々な肌ストレスを発症するため、控える努力も必要です。
ホルモンバランスが不安定
思春期や更年期になると、まるで今までの自分の体じゃないみたいに体調変化が生じるでしょう。
これは大きく女性ホルモンが乱れるためであり、もちろん、肌にも悪影響を及ぼします。
女性ホルモンであるエストロゲンはハリや弾力を保つコラーゲン作りを促進しているため、このホルモンが低下すればしわやたるみができやすくなるでしょう。
更年期は肌のストレスを改善するために、若々しさを保つ化粧品に加え、副作用の少ない漢方薬と併用する人もいます。
睡眠不足
日頃のストレスから、脳が興奮したり、自律神経が緊張したりすると質の良い睡眠がとれず、肌再生に関与するホルモンがスムーズに分泌されなくなるでしょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、好きな香りでリラックス効果を得たりして質の良い睡眠を心がけたいものです。
また、枕の高さが合わないなどの環境も、睡眠を妨げる要因です。
睡眠不足は間違いなく、肌にストレスを与えるでしょう。
冷え性
特に女性の肌にストレスを与えるのが体の冷えです。
冷えは代謝や血行を悪くしたりするため、体を冷やさない食事や防寒グッズなどで冷え防止に励みましょう。
見逃しがちな肌ストレスとは
間違ったスキンケア
1日に洗顔を何度もしたり、肌質にふさわしくないお手入れをしていたりすると、肌は知らないうちにストレスを感じるようになります。
肌の抵抗力が低下して化学物質などの外的刺激が入り込みやすくなるでしょう。
今まで、自己判断で使用継続していたスキンケアをサイド見直しする事で肌のストレスから解放される事も十分にありますよ。
肌に合わないスキンケアの成分
スキンケア商品の裏には、得体の知れないカタカナの成分がずらりと記載されています。
果たしてこの成分がどこにどう効果をもたらすかを、私たちはどのくらい知って使用しているのでしょうか?
知らず知らずに良いと思って使用継続しているスキンケア成分が肌に合わずにストレスをもたらしているケースは否めません。
無添加や植物性を試してみる!
化粧品の成分の多くが石油系のものだと言うことは、化粧品ユーザーならば殆どの人が知っているでしょう。
だからと言って、すべてが自分の肌に合わなかったり肌ストレスの原因になるとは限りません。
石油系のスキンケアを意識するあまり、それが肌ストレスになる事だってあるのです。
そんな時は、はじめから無添加や天然素材のスキンケアを使用すると良いでしょう。
最近はヨーロッパ由来の天然成分オーガニックスキンケアが普及され、肌ストレスを受けやすい敏感肌、赤ちゃん、お年寄りから幅広く支持されているのです。
製品成分を確認してみる
スキンケアメーカーによっては肌ストレスの原因となる成分の特定がしやすいようにと、薬事法の定める規定にこだわらずに開示している事があります。
これは、成分により肌ストレスを発症しやすい人にとって、とてもありがたいものです。
原因成分が特定できればその成分なしの商品を使えば良いですし、トラブルがあればすぐに皮膚科に伝える事ができます。
全成分開示をしているメーカーは、ユーザー思いともいえるのです。
今や、肌ストレスに関係する成分は、防腐剤や香料だけでなく、私達が聞いたことのない未知な成分である事も少なくないのです。
何気なくスルーしてしまいがちな箱や商品の裏の製品成分表示を、再度確認してみましょう。
様々なアレルギー検査を行う
最近は、肌ストレスからアレルギー疾患に移行するケースも少なくありません。
以前は大丈夫だったスキンケアが突然合わなくなり、かゆみ、かさつき、ハリ低下などの悪影響を与えることもあります。
アレルギーやアトピーはまさに、肌にとってストレスなので、はじめからアレルギー要因になるものを避けたいものです。
そのためには、スキンケアを購入する際に行う敏感肌パッチテストなどがあります。
サンプルやトライアルセットからのスタートという選択肢もあります。
また、皮膚が弱いと感じる人は皮膚科医の監修のもとで実施するアレルギー検査を受けてから使い始めるというのが安心かもしれません。
太陽光を浴びる事がストレスを遠ざける?
紫外線対策ばかりにこだわり、太陽光をかなり避けているという女性はたくさんいます。
確かに、「色白は七難隠す」と言われるくらいに白い肌は女性の憧れでもあるのです。
帽子、日傘、日焼け止め、美白と、かなりの白肌対策に日々気をぬくひまがないでしょう。
ですが、太陽の光は適度に浴びる事で人の気持ちを落ちつかせ、幸せだという感情を導いてくれるとご存知でしたか?
まさに太陽の光はセロトニンとよばれる幸せホルモンを盛んに分泌させ、ストレスを解消してくれるのです。
曇りや雨の日に、なんだか憂鬱でストレス発散ができないのは、太陽の光がなく、セロトニンが生産されないからなのです。
また、太陽の光は肌の細胞活性を促し、はりや弾力に関係するコラーゲンやエラスチンの生産を盛んにしてくれるでしょう。
あたりすぎは、肌にも良くないとされていますが、あたらなすぎもこうした幸せホルモン分泌の阻害になる事を覚えておきましょう。
では、どの程度太陽光を浴びれば良いのかといえば、毎日ではなく、週に2〜3回、数分でも十分でしょう。
また、セロトニンの盛んな分泌で、イライラしなくなり、ストレスや鬱症状が改善されたという人もたくさんいるのです。
太陽光が与える肌への影響は、良くも悪くもあります。適度な太陽光を浴びる事を意識してみてはいかがでしょうか。
活性酸素対策で肌老化を防止!
肌にストレスを感じると、しわやはり低下、シミそばかすを発生させる活性酸素が生じます。
これが、後々肌老化とよばれる症状ですが、抗酸化作用をもたらす果物野菜に含まれるポリフェノールなどを積極的に摂取するなどしましょう。
赤ワインなどにも、多く含まれているため、飲んだり、調味料として使ったりと様々な用途で摂取できます。
肌ストレスは食べ物などでも対策ができるのです。
まとめ:ストレスを緩和することで、肌は生き生きとする!
ストレスが及ぼす肌へのダメージは、様々です。
なるべくストレスを溜めこまない生活を心がけることで肌の老化を予防・改善していきましょう。
好きなスポーツをしたり、好きな音楽を聴いたり、好きな人と話したり。
自分が好きなことをすることでストレスを緩和し、心の健康を保つこと、それが肌の健康とアンチエイジングにつながります。
また、肌ストレスに関しては上記で述べたように、精神的なものだけではなく、外部刺激や知らずに使い続けているスキンケア成分が原因である事も否めません。
特に一度たるんでしまったお肌や、根深く刻まれたシワなどを改善する為には、ストレスを緩和するだけでは満足ではありません。
ストレスを溜めないようにするのと同時に、外部からの刺激を防ぎ、さらにしわやたるみに特化したケアをすることが大切です。