抗酸化作用を知ろう!活性酸素を理解し老化を防ぐ食事とスキンケアを
最近、よく抗酸化作用とか、活性酸素という言葉を聞きませんか?
活性酸素とは、名前通り活発化する酸素という意味で、過剰な酸化が体内で発生すると、様々な生活習慣病や肌トラブルにつながっていく可能性があります。
これでは、「活性酸素がまるで悪者?」と思ってしまうところですが、活性酸素がなくなれば、雑菌効果も兼ね備える酸化力が弱くなって様々な感染症にかかりやすくなることがあります。
ですから、活性酸素は多すぎても少なすぎても、人間の身体にもたらす影響は大きいのです。
ですが、なんらかの原因で過剰に酸化してしまう身体の衰えをセーブするのが抗酸化作用です。
抗酸化作用のある食事ケアを中心に若返り、アンチエイジングを目指しましょう。
活性酸素の増加が老化現象につながる
活性酸素を増加させないように、抑制しようとする行為を抗酸化作用と呼びます。
最近はこの抗酸化作用を求める女性が多くなりましたが、なぜでしょうか?
その理由として、活性酸素がなんらかの影響で体内に増加すれば、しみやシワなどの美容面で、老化現象が起きてしまうのです。
活性酸素がどんどん増えるという事は、どんどん肌老化が進行しているということでもあるのです。
美容に敏感な女性ならば、抗酸化を含む肌ケアは必須といえるでしょう。
若さを失うきっかけともなってしまう、活性酵素の増加に対して、いかに抑制対策ができるかで、老化をくいとめる事ができるのです。
まだ年齢的にシミやシワは関係ない!と思っている人でも、生活習慣の乱れなどで活性酵素が増えれば、若くても年齢よりも老けてみられるでしょう。
肌年齢=実年齢という事では決してないという事ですね。
年齢だけにこだわらないスキンケアも大切なのです。
活性酸素は、まるで体についたサビ
活性酸素をイメージするには、サビを思い出すとわかりやすいでしょう。
雨風や紫外線に当たりっぱなしの金属は日に日にサビてしまいますよね。
そんな金属のサビ同様に、人間の体は内側から酸化し、衰えていくのです。
まさに活性酸素は体のサビです。ものが錆びると、使いづらくなったり、見た目も悪くなったりしますよね。
人間の体も、そんな風にならないように前もって予防やケアをしていきましょう。
活性酵素を増やす要因
人間の身体機能には、抗酸化システムが整っているためもともと活性酸素を制御する力が備わっています。
しかし通常、活性酸素を抑制させる力は40才前後で衰えはじめます。
それまでに受けてきた以下に挙げられる外的要因、内的要因の積み重ねによるものです。
- 紫外線を多量に浴びる
- 乱れた食生活
- ハードな運動
- 大気汚染などを受ける
- ストレスを感じる生活
- 十分な睡眠がとれない
- 過剰な飲酒や喫煙
- 更年期生涯などのホルモン変化
ハードな運動からゆったり運動へ!
息切れしそうなくらいのハードな運動は、酸素を大量に取りこむため、体内での酸化がすすみます。
こうした運動をしているスポーツ選手や日頃からハードな運動を趣味にしている人は特に、抗酸化作用のある食事やスキンケアを積極的に利用していきましょう。
ただ運動を全くしないのも生活習慣病やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)のリスクを高くしてしまいます。
普段あまり運動をしていない方は、有酸素運動であるウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動を取り入れましょう。
こんな症状があれば体は酸化しているかも?
- 歯や歯茎が弱くなり、硬いものを食べにくくなった
- 抜け毛が多い
- 少し動くと息切れしやすい
- 風邪などの感染症にかかりやすくなった
- しわ、たるみ、しみが増えた
- 少し動くと息切れがしやすい
思いあたる点があれば、知らないうちに体の酸化が進行しているかもしれません。
抗酸化作用のあるスキンケアをスタート!
「お肌の曲がり角…」なんて化粧品会社のキャッチフレーズに使用されがちな言葉ですが、抗酸化作用の期待できるスキンケアを早めに使う事で、肌の老化対策が可能でしょう。
抗酸化作用の期待できる化粧品は次のような成分があげられます。
ビタミンC
私たちが一番身近に感じられる抗酸化作用のある成分と言えるでしょう。
スキンケアをはじめ、サプリメント化されている事でも知られていますね。
このビタミンCは単体として破壊されやすく、吸収されにくいため、ビタミンC誘導体として化粧品に導入されています。
アスタキサンチン
ここ数年、カロチノイドの一種であるアスタキサンチンの抗酸化作用や免疫力向上を期待したスキンケアのニーズが高まっています。
イクラなどに含まれる赤い色素が特徴で、ビタミンEの何倍もの抗酸化作用が期待できます。
ビタミンCと並び化粧品会社注目の成分です。
その他にも、ぶどうなどに含まれるポリフェノールの一種レスベラトロールや、更年期のホルモンバランスをととのえるイソフラボン成分が抗酸化作用のあるスキンケア成分として名を上げています。
抗酸化作用に期待!水素水とは
最近、ウォーターサーバー会社などが、水素水を推奨しています。
水素水を取り入れることで体の酸化を防ぐ効果があり、肌に弾力が出たり、しわが改善されたりと、美容にとっても期待できるかもしれません。
水素水は飲むのが基本ですが、サプリメント化されたものや、水素吸引するもの、入浴剤として水素風呂にして利用するものなど、ライフスタイルに合わせて使いこなす事もできるでしょう。
水素の健康、美容パワーは、いまや、日本にとどまらず、世界中に広まりつつあります。
抗酸化作用の期待できる食べ物で内側からのケアも!
昨今注目を集めている、抗酸化作用に優れた食べ物。
これを食べると体内で活性酸素の除去が期待できたり、老化防止に役立つとされています。
普段の食生活にこうした抗酸化力に優れた食べ物を積極的に取り入れ、いつまでも美しく健康的な体を手に入れましょう。
活性酸素に対抗する抗酸化作用を持っている物質を、「抗酸化物質」といって、この抗酸化物質は、食べ物にも豊富に含まれている事がわかっています。
普段の食生活から活性酸素に対抗する抗酸化物質を摂取することによって、より美しく健康的でいることができるのです。
また、抗酸化作用が豊富に含まれる食べ物は、同時に体の調子を整え、健やかな毎日を送るのに欠かせない、たくさんの栄養素も含んでいます。
なので、美容と健康のために、是非詳しく知って食生活に取り入れることをおススメします。
抗酸化作用のある食べ物
まず、抗酸化物質を豊富に含む食べ物の代表格が、かぼちゃや人参をはじめとする緑黄色野菜です。
緑黄色野菜には、カロチンが大変豊富に含まれていますので、食生活においても十分な量の摂取が望ましいでしょう。
カロチンのほかにも、リコピンやアントシアニンといった抗酸化物質を含んでいますので、色とりどりの緑黄色野菜を食べ、活性酸素に対抗できる体つくりを目指したいものです。
さらに、抗酸化力のある食べ物として意外と知られていないのが、キャベツです。
緑黄色野菜でもなく、色も比較的薄いので、抗酸化力に優れた野菜としてはあまり知られていませんが、実はキャベツの抗酸化作用は、野菜の中でも特に高い抗酸化作用を持っています。
その他にも注目すべきは、にんにく、しょうが、ネギ、セロリといった香味野菜です。
香味野菜独特のにおい成分である、アリシンが体内で活性酸素除去に重要な役割を果たしてくれます。
香味野菜は大量に摂取することは難しいですが、毎日少しづつ食生活に加えることで、継続的な活性酸素除去が期待できることでしょう。
また、亜鉛やセレンなどの良質ミネラルも抗酸化として積極的に取り入れるべき成分なのです。
最近は、セサミンの抗酸化作用も期待されていて、ごま成分であるゴマリグナンが、老化防止になると実証例も多数あります。
ビタミンEとの併用摂取が、さらなる相乗効果となるでしょう。
スムージーで抗酸化にトライ!
毎日同じメニューをいただくのではなく、レシピなどを参考に、様々な栄養素を組み合わせ、飽きずに継続できるメニューを取り入れたいですね。
特に朝の忙しい時などで時間がかけられないときは、サプリメントでの補助や、ミキサーでスムージーを作るなどして簡易的でもなんらかの抗酸化食材を口にしましょう。
美と健康は一日にしてならず。日々のひと手間、毎日の心掛けがとても大切です。
抗酸化作用を含む食べ物なら、無理をせず、それぞれ自分のペースで、工夫しながら摂取することができます。
自分の体のため、家族のために、活性酸素や抗酸化作用について理解を深め、積極的に取り入れることが大切です。
赤ワインにチャレンジ!アンチエイジングを期待
お酒の飲みすぎは、健康や美容上、良くはありませんが、赤ワインだけはちょっぴり考え方が変わります。
赤ワインには抗酸化作用のポリフェノールがたくさん含まれています。
もちろん、飲み過ぎは良くありませんが、煮魚に使ったり、肉料理に使ったりするだけでも効果が期待できます。
まとめ
人間の体は、常に活性酸素が作りだされ、そしてその活性酸素と戦い続ける仕組みになっています。
若い頃は、新陳代謝や再生能力が活発で、活性酸素と戦う力も十分にあります。
しかし年齢を重ねるごとに、抗酸化作用が低下するので、いかにして活性酸素を抑止するかによって、若さを維持できるかどうかが決まってくるのです。
抗酸化作用を食事やスキンケアに取り入れて、いくつになっても若々しい身体とお肌を手に入れましょう。