乾燥肌でできてしまったシワには浸透力のあるスキンケア化粧品で改善
肌タイプはさまざまな種類があり、人によって大きく差がありますが、シワやたるみになりやすいといえば乾燥肌です。
乾燥肌を放置したり、乾燥肌に合わないような化粧品を使い続けていると、やがて深刻なシワやたるみに悩まされるようになってしまいます。
乾燥肌であるならば、乾燥肌でも潤すことができるような浸透力に富んだ化粧品を厳選して選ぶようにしましょう。
乾燥肌に良い成分を含む化粧品
乾燥肌はもともと肌が乾燥しやすく、肌の潤いが常に不足しているという特徴の肌タイプです。
乾燥肌の中には、Tゾーンは油っぽいのに、それ以外の額やあご、頬などの部分は乾燥しているというタイプも存在します。
乾燥は、肌にとっては深刻なダメージを受けてしまうという状態で、乾燥によって肌本来のバリア機能も失われてしまっています。
乾燥肌は、肌の角質がむき出しになった状態のところに紫外線や外部刺激を直接受けてしまいますので、肌タイプの中では、とりわけしわやたるみの症状を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。
そんな乾燥肌には、肌に潤いを与える成分を豊富に含んだ化粧品を選ぶと良いでしょう。
また、含んでいる成分の浸透力も大切です。
肌の奥深くにまで浸透していかなければ、表面だけを潤しただけでは、乾燥肌は全く改善しません。
肌の真皮にまで浸透し、肌本来の弾力や伸縮性、機能などを回復させることができて、はじめて乾燥肌は改善するのです。
乾燥肌でしわやたるみにならないよう、使う化粧品は、浸透力と効果的な成分を豊富に含むものを厳選して使用するようにしましょう。
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ケアミスしやすいインナードライ肌とは?
最近、何かと話題のインナードライ肌ですが、名前の通り、肌の内側が乾燥しているという状態で、外見は皮脂浮きしているようにも見える、なんとも複雑な肌状態です。
そんな勘違いしそうな肌であるため、過剰皮脂対策のスキンケアを必死で使用し、余計に肌状態を悪化させてしまう事に注意が必要です。
30歳くらいから発症しやすいインナードライ肌は、ホルモンバランスの変化や、寝不足、ストレスなどの内的バランスもかなり影響しているため、通常の乾燥対策だけでは、充分に対応できないのです。
では、どんな肌状態の事をインナードライ肌と呼ぶのでしょうか。
チェックして、思いあたる項目があれば、ケアの見直しが必要となります。
- □ 部分的にカサつくのに顎周辺には大人ニキビができたり、消えたり‥
- □ Tゾーンの皮脂浮きがあるため、ファンデーションの塗り直しが必須
- □ しみ、くすみが進行
- □ 毛穴の開きがエスカレート
- □ ほうれい線、ゴルゴ線などが一際目立つ
- □ 洗顔後のツっパリ感がひどい
乾燥肌に有効とされる成分
乾燥は、角質層を固くして、肌の柔軟性や透明感を奪います。
まずは、足りない水分機能を補う事が優先でしょう。
それには、ダイレクトな保水効果の期待できるヒアルロン酸配合のスキンケアを使いましょう。
また、乾燥が進行して、ハリも失われつつある時には、真皮層部まで到達できるコラーゲンなどのケアを取り入れたいものです。
そして、人間というものは、欲のある動物で、肌をよみがえらせるためのあらゆる手段を試してみたくなるものです。
そんな時こそ、栄養の宝庫である胎盤エキス「プラセンタ成分」や、肌の再生効果の高い「リンゴ幹細胞成分」などの一歩進んだケアにも注目してみましょう。
乾燥だけでなく、肌の蘇りに効果が出せるでしょう。
さらに、インナードライ肌だと確信したら、セラミド中心のバリア効果の充実した成分が必須になります。
セラミドについては、この後、詳しく解説いたします!
乾燥肌の程度は人により違いがありますから、スキンケアの方法やアイテムの組み合わせも個人差があって良いでしょう。
注目のセラミド力とは?
今までは、乾燥肌対策に使いたいスキンケアは、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが殆どでしたが、最近はセラミドという水分保持機能が充実した潤い成分が注目されています。
セラミドは、細胞間にまさにサンドイッチ構造のように水分を保持し、バリア効果として刺激を入れないようにしてくれている重要な成分なのです。
アトピー性皮膚炎や、アレルギー性疾患などのある人は、このセラミド力が不足しているとも言われているのです。
もちろん、乾燥肌の人もセラミド力が弱いために、痒みが生じたり、落屑という皮膚のめくれが起きたりするのです。
もし、乾燥肌でスキンケアを求めているならば、水分保持機能の優れたセラミド配合化粧品をセレクトしてみましょう。
浸透性が優れたスキンケアを!
保湿力の高い成分ばかり配合されているからと言って、安心ばかりもしていられません。
浸透力が充分でないと、せっかくの乾燥対策化粧品も宝の持ち腐れとなるのです。
乾燥肌は水分のない地面のように固く、有効成分でさえ、浸透しにくい状態になっている事もあるでしょう。
有効成分をしっかりナノ化したものや、成分の蒸発を防ぐタイプのものをセレクトし、せっかくの乾燥対策成分をしっかり浸透させましょう。
十分な紫外線カットを!
乾燥肌は空調の影響だけではありません。日常浴びる紫外線によっても皮膚表面の乾燥が起こりやすくなるでしょう。
乾燥だけなら、保湿で改善されるところを、ひどくなればコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質にまで影響を与えてしわやたるみにまで発展してしまうのです。
紫外線は、山や海などのレジャーシーズンだけでなく、秋冬などを含めて一年中カットしてあげる事が大切です。
紫外線が肌に与える影響はシミ、そばかすだけと思いがちですが、実は乾燥から、しわ、たるみにまで発展する事もあるのです。
紫外線の影響を甘くみていると、肌にとっては、かなりのダメージを得ているケースが殆どです。
目に見えない敵だからこそ、ケアの必要性をすぐに感じられない事も、スキンケアの落とし穴といえるでしょう。
UVカットを選ぶ時は、乾燥肌にあった保湿性の高い商品を選ぶのもポイントですよ。
乾燥肌のケア
乾燥肌は、もともと皮膚が水分を保持して潤いを保つという機能が弱いため、その部分を化粧品などで補ってやらなければなりません。
放置しておいたり、適当に選んだ化粧品でケアしていても、自分自身の肌の力でうるおいを取り戻したり、回復力を駆使して再生したりという見込みはほとんどありません。
自分の肌タイプが乾燥肌であるとわかったら、それなりの成分を補給してやらなければならないのです。
乾燥肌は、一年を通して皮膚の潤いを補う必要があります。
空気が乾燥していて空気中の水分量が少なく、肌も乾燥しやすい冬場のケアはとても重要になりますが、それ以外の、あまり空気が乾燥していないような、春や夏でも、乾燥肌はケアする必要があるのです。
また、乾燥していない時期にしっかりとケアしておくことで、乾燥する本番の時期になっても、あまり酷い乾燥の肌という状態にならないで済むようになるのです。
肌は、肌サイクルによって定期的にターンオーバーしています。
ターンオーバーしながら新しい皮膚に生まれ変わっているのですから、乾燥肌もきちんとした化粧品で根気強くケアしていけば、やがて改善してくるようになるのです。
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乳液の効果も期待して!
特に若い世代は乳液の油分が苦手とし、化粧水のみ、もしくは化粧水と美容液のペアだけで、ケアを終了させている事も珍しくないでしょう。
乳液は、化粧水で補う水分の蒸発を防ぐ蓋のような役割も果たします。
使わないでいるという事は、乾燥肌対策としてはあり得ないケア方法なのです。
もし、乳液のベタつくテクスチャーが苦手であれば、夏はサッパリタイプを、冬はしっとりタイプを使い分けるなどして、乳液を積極的に使いこなしましょう。
一方で、朝から何アイテムも使うのは時間がかかるという人は、化粧水、乳液、美容液、下地などの効果が1つにまとまったオールインワンジェルなどを使うと時短効果も得られます。
スキンケアの基本!洗顔時のポイント
乾燥肌の場合、ローションや美容液などで保湿する事も大切ですが、スキンケアの入り口作りとなる洗顔にも注目です。
- 湯温は人肌くらいのぬるま湯で!(熱いお湯は乾燥を引き起こします)
- ターンオーバーを乱すような刺激あるスクラブやポリマー系の洗顔は避けましょう
化粧品だけじゃない!乾燥を防ぐアイテムも利用
加湿器の利用
実は化粧品だけでは、潤いをキープする事は難しいです。
とくに、部屋での乾燥は、なかなか調整しにくいもので、加湿器などを利用して部屋を乾燥させないようにしましょう。
また、厄介なのは、オフィスや車内での乾燥です。そんな時には、デスクタイプや車の配線から電源がとれるタイプの加湿器の利用をオススメします。
アロマの香りを楽しめる加湿器もあるため、肌にも良いリラックス効果も得てしまいましょう。
日傘や、帽子の利用
日焼け止めには、紫外線吸収剤などの肌に刺激のある成分も含まれています。
もちろん、肌が弱い人やアレルギーのある人は使用できない事もあるでしょう。
そんな時は、極力、日傘や帽子などの日焼け対策グッズを使いたいものです。
最近は、UVカット率の高い帽子や日傘の種類も増えているため、選択の幅も広がるでしょう。
また、曇りの日や室内にいても、紫外線は窓ガラスを透過して、私達の肌に浸透し、乾燥、シワ、シミなどを引き起こすため、UVカット効果のある遮光カーテンなどの利用も検討したいものです。
まとめ
シワやたるみを防ぐためにも、乾燥肌の年間を通してのケアを、厳選した化粧品で念入りに行うようにしましょう。
それには、保湿重視のスキンケアだけでなく、乾燥を引き起こす紫外線防止効果のある日焼け止めなども必須です。
また、化粧品での保湿ばかりに頼らずに、加湿器などの保湿アイテムなどを使用するのも効果的でしょう。
日本人の肌は、気候の関係や、進歩した空調設備などにより、乾燥しやすい事が多いです。
日本人女性の殆どが、乾燥や、シワ悩みを抱えていて、それをエスカレートさせないためのアンチエイジング化粧品も増えているのです。
その中でも、少しでもハリのある素肌が目指せるスキンケアを選ぶことが大切です!
もちろん、乾燥と敏感肌は隣り合わせといっても過言でないため、乾燥性の敏感肌の方は、より化粧品選びに慎重になる必要があるでしょう。